紫外線が肌に及ぼすダメージ【時間帯別の量や肌の影響】-毛穴らびゅ
スキンケアと同じように毎日欠かさずお手入れを続けるべきこともあります。
それはUVケア(日焼け止め対策)です。
UVとは?:
「ultraviolet」の略で紫外線という意味です。
効果的なUVケア行うためにまずは避けるべき紫外線の時間帯や紫外線の多い場所を知りましょう。
【紫外線】1日で一番多い時間帯は?紫外線の量が多い季節や天気は?
紫外線の量は場所、時間、季節などによって変わります。
住んでる場所、仕事や生活している環境、レジャーやスポーツ、趣味などによっても紫外線を浴びる量の違いがあるんですね。
紫外線の最も多い場所、時間、季節や紫外線の種類など正しい知識を知りましょう。
紫外線の量が多いのはもちろん夏ですが、紫外線が急上昇を始める春先も危険です。
1日の中では10時〜14時UV-Bのピークですが、UV-Aは朝や夕方や日中に劣らず降り注いでいます。
紫外線の量が最も多い天気は「雲の間から太陽が顔を出している時」です。
太陽の周りの雲が紫外線を反射、拡散するので雲ひとつない晴天よりも紫外線量は多くなります。
「太陽から直接降り注ぐ紫外線量」+「雲が全方向にばらまく紫外線量」
となります。この天候だと倍近くの紫外線の量を浴びています。
紫外線は赤道に近い程、高度が上がるほど強くなります。
南国や高原の避暑地は要注意ですね。
紫外線の量 場所で知る早見表
出典:紫外線環境保健2008
晴天と比べて曇りの日や雨の日は紫外線の影響は少ないの?
- 雲りの日は晴天の時の50%〜80%
- 雨の日は20%〜30%
晴天と比べて:
の紫外線量があります。
晴天に比べると減少していますよね。
でも雨の日の6月は12月の晴天の日と同様かそれ以上の紫外線が降り注いでいるので6月の雨だからといってUVケアを怠ると大変なことになってしまいます。
肌に現れる徴候は、UVAとUVBで違います。
UV-A、UV-Bそれぞれの特長と、肌に与える影響
■UVAが肌へ及ぼす影響
UVA(紫外線A波)は太陽から地表までとどく全紫外線のうちの約95%を占めています。
UVA紫外線が肌へ及ぼす影響
主なダメージ
光老化=シミ、シワ、たるみ
UVA自体のエネルギーは弱いのですがやっかいな紫外線なんです。
照射量が多く、浸透力が高いので肌に与える影響は深刻です。
浴びたUVAの20%〜30%が肌奥底の真皮にまで届きます、
このためハリや弾力を生む(コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチ)を作り出す繊維芽細胞を壊します。
その結果、肌は弾力を失い、シミ、シワ、たるみと言った肌の老化現象を引き起こす原因になるわけです。
またUVAはメラニン色素の合成を増やしてシミが目立つ原因となっています。
シミ、シワ、たるみは「光老化」と呼ばれています。
■UVBが肌へ及ぼす影響
UVB(紫外線B波)は全紫外線の5%を占めています。
UVB紫外線が肌へ及ぼす影響
主なダメージ
日焼け、シミ
UVBは主に肌の表面で吸収されます、なので肌の奥底の真皮まで届くことはありません。
ですが、エネルギーが強いため表皮に影響を与え細胞を損傷、火傷のように肌が赤くなったり(サンバーン)、メラニン色素が沈着して褐色になったり(サンタン)、シミやソバカスの原因にもなります。
こちらが一年間を通してのUBAとUVBの紫外線の量をグラフで表したものです。
UVBは春から秋にかけて気をつけるといいと言われていますが、
UVAは年間を通して肌に及ぼす影響があるといえます。
【紫外線が肌に及ぼすダメージの影響】場所による紫外線量!
紫外線が反射する場所がもっとも注意が必要です。
紫外線の量の反射率
雪が積もる北国やスキー場の反射=80%
海辺や砂丘などの砂浜の反射=25%
アスファルトやコンクリートの反射=10%
こうした場所では太陽からの紫外線のほか反射された紫外線の量までも吸収してしまう訳です。
アスファルトやコンクリート、砂浜など地面からの反射も考えると日傘だけのUVカット対策では不十分で、やっぱり日焼け止めが必要になります。